2025/12/5

【論文出版】リハビリテーションジャーナルにおけるシステマティックレビューの質に関連する要因:GRADEの使用とプロトコル登録の重要性

本研究はリハビリテーションジャーナルにおけるシステマティックレビュー(SR)の質とPRISMA 2020の関係について報告した研究の二次分析として実施されました。今回、リハビリテーション領域のSR 219報を対象に、どのような要因がSRの「報告の質」および「方法論の質」と関連しているかを調査しました。解析の結果、「GRADEアプローチの使用」と「プロトコル登録」の有無が、SRの報告の質および方法論の質の両方と有意に関連していることが明らかになりました。また、掲載誌のインパクトファクターについても、両方の質と弱い正の相関が認められました。
本研究の結果より、信頼性の高いSRを作成するためには、PRISMA 2020の遵守に加え、特に「GRADEアプローチの使用」と「プロトコル登録」を徹底することが重要である可能性が示唆されました。

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2025/12/3

「地理的環境と三世代家族の健康との関連の検討」研究実施のお知らせ

東北メディカル・メガバンク計画が実施している三世代コホート調査の参加者の皆様へ

―「地理的環境と三世代家族の健康との関連の検討」へご協力のお願い―

研究機関名およびその長の氏名:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 成瀬 恵治

研究責任者:岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 教授 頼藤 貴志

1) 研究の背景および目的

本研究では、健康に影響を与えると言われている緑地、大気汚染といった環境因子に、三世代コホート調査のオミックスデータ(ゲノム情報、メタボローム(体内の代謝物)情報)を組み合わせることで、遺伝的背景を考慮した環境因子の三世代家族の疾患や健康への関連を検討します。

2) 研究対象者

東北メディカル・メガバンク計画で実施されている三世代コホート調査の参加者を研究対象とします。

3) 研究期間

研究機関の長の許可日~2030年3月31日

4) 研究方法

本研究では、約70,000人の三世代コホート調査の参加者(子ども、両親、祖父母とその他の家族)を対象に、住宅周辺の緑地や大気汚染が、対象疾患にどのように関連しているかを検討します。また、遺伝情報を加えることで、遺伝子と環境の組み合わせによって病気のなりやすさが異なるのか、あるいは病気のなりやすさによって環境との関連が異なるのかを検討します。さらに、メタボローム情報を組み合わせることで、環境因子がどのように疾患の発症と関連しているのかを明らかにします。その後、UK Biobank(イギリスのデータベース)を用いて同様の解析を行い、結果を比較します。

岡山大学の役割は助言・解析であり、岡山大学の情報は使用しません。

5) 使用する情報

三世代コホート調査の調査票より得られた情報、カルテ転記データ、生理検査データ、生化学検査データ(メタボロームを含む)、ゲノムデータ(SNPアレイデータ)、およびUK biobankのベースライン調査データ、ゲノムデータ、メタボロームデータを解析に用います。三世代コホート調査のデータはToMMoスーパーコンピュータ内で管理し、UK Biobankのデータはインターネット経由でアクセスし解析します。本研究では試料は用いません。

6) 情報の保存

三世代コホート調査の情報は既に特定の個人を識別することが出来ないように加工されており、ToMMoスーパーコンピュータ内でのみ利用・管理されています。UK Biobankから分譲されているデータは仮名加工情報であり、クラウド上で管理されています。本研究では調査票データ、カルテ転記データ、生理検査データ、生化学検査データ(メタボロームを含む)、ゲノムデータを用います。岡山大学の役割は、助言及び解析です。従って、岡山大学で新たに情報を得ることはありません。本研究で得られた解析結果及びUK Biobankより提供されたデータ及びその解析結果は、研究終了後に廃棄します。

7) 二次利用

この研究で得られた情報を将来別の研究に用いる可能性はありません。

8) 研究資金と利益相反

本研究には東北大学の運営費交付金を用いて実施します。申告すべき利益相反はありません。なお、研究者等の利益相反は、所属機関が管理します。

この研究に関して利害関係が想定される企業等で研究責任者や分担者あるいはその家族が活動して収入を得ているようなことはありません。

9)研究計画書および個人情報の開示

本研究は、東北メディカル・メガバンク事業コホート調査参加者より、同意を受ける時点では特定されない将来の研究に用いられる旨、及び、他の研究機関等へ情報が提供される旨について適切な同意を取得した既存情報を用います。

本研究においてインフォームド・コンセントを受けることは要しませんが、研究の目的を含む研究の実施について情報を公開し、提供者又は代諾者等に問合わせ及び情報の本研究への利用を拒否する機会を保障しています。

倫理委員会の承認及び研究機関の長の許可を受けた情報公開資料を、下記の東北メディカル・メガバンク機構ホームページに掲載することによって情報公開を行います。

東北大学東北メディカル・メガバンク機構

研究内容の公開

倫理面の検討

UK Biobankでは、参加登録時に包括的なインフォームド・コンセントを取得しており、個別の研究ごとに参加者がその都度オプトアウトを行う仕組みにはなっておりません。その代わりに、参加者全体に対して定期的に情報提供を行っているほか、UK Biobankの公式ウェブサイト上にて、現在進行中または承認済みの研究の情報を公開しており、誰でも閲覧可能となっています。また、UK Biobankの参加者は、理由を問わずいつでも自由に研究参加を撤回する権利を有しています。

この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。

この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方(ご家族の方等も拒否を申し出ることが出来る場合があります。詳細については下記の連絡先にお問い合わせください。)にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。ただし、すでにデータが解析され、個人を特定できない場合は情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。

<研究全般に関する問い合わせ窓口>
東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 分子疫学分野
〒980-8573 宮城県仙台市青葉区星陵町2-1
TEL:022(717)8104
FAX:022(717)8106

<研究組織>
主管機関名   東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 分子疫学分野
研究代表者  栗山 進一 教授
共同研究機関  岡山大学 学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野
研究責任者   頼藤 貴志 教授

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「岡山県におけるアウトリーチ事業に関する既存資料を用いた研究」実施のお知らせ

岡山県におけるアウトリーチ支援事業における訪問支援を受けた皆様へ
―「岡山県におけるアウトリーチ事業に関する既存資料を用いた研究」へご協力のお願い―


研究機関名およびその長の氏名 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 成瀬 恵治
研究責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 教授 賴藤貴志

1) 研究の背景および目的
精神障害者は、医学的治療の必要がありながら支援が届いていない人たちが多いです。海外の報告では、およそ半数の精神障害者は支援が届かないまま満たされざる精神保健ニーズを抱えていることが報告されています。日本でも市町村や保健所など自治体の精神保健の機関において、このような医学的治療につながりにくい人たちが抱える課題(受診拒否、大声で威嚇する、ひきこもり、家庭内暴力など)への対応におよそ半数の市町村が苦慮していることが報告されています。このように孤立した精神障害者への支援や対応は、地域精神保健の重要な課題です。このような課題に対しては、医療機関で待ち受ける体制では不十分であり、出向く支援であるアウトリーチ支援が重要です。国内での研究は、自治体単位でのアウトリーチ事業を評価・調査した研究はありますが、岡山県内を評価した研究はありません。
岡山県では、アウトリーチ支援事業において、保健所からの依頼に基づき、未治療や治療中断等により生活に困難を抱える精神障害者や精神障害者に対するアウトリーチ支援を行ってきました。
今回の研究では、当事者への支援効果の定量的検証のため、2019年度から2024年度の期間中に、支援終了した本事業対象者について、支援等関係機関数、社会行動評価尺度(SBS)、機能の全体的評価尺度(GAF)等を用いて支援開始時と終了時で評価し、事業における効果、関係、ネットワーク構築推進の状況を明らかにします。

2) 研究対象者
2019年度から2024年度の期間中に、支援終了した岡山県アウトリーチ支援事業の支援終了者67人を研究対象とします。

3) 研究期間
研究機関の長の許可日~2027年3月31日
情報の利用開始予定日:研究機関の長の許可日から1週間後

4) 研究方法
岡山県精神保健福祉センターが保有する、岡山県アウトリーチ支援事業の記録を基に作成されたデータを取得し、事業効果を評価します。

5) 使用する情報
この研究に使用する情報として、岡山県アウトリーチ支援事業の事業記録から以下の情報を抽出し使用させていただきますが、氏名、住所、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報は削除し使用します。また、あなたの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
居住区域(管轄保健所名)支援開始時年齢、性別、診断名、家族構成、同居者数、支援開始時支援機関、支援開始時支援機関数、支援開始時SBS、支援開始時GAF、支援開始年月日、支援終了年月日、支援終了時支援機関、支援終了時支援機関数、支援終了時SBS、支援終了時GAF、服薬情報、訪問回数、事例検討回数、ケア会議開催回数

6) 情報の保存
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学・衛生学分野の研究室で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。

7) 二次利用
この研究で得られた試料・情報を将来別の研究に用いる可能性はありません。

8) 研究資金と利益相反
この研究は、資金はありません。また、この研究に関して利害関係が想定される企業などで研究責任者や分担者あるいはその家族が活動して収入を得ているようなことはありません。

9)研究計画書および個人情報の開示
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
また、この研究における個人情報の開示は、あなたが希望される場合にのみ行います。あなたの同意により、ご家族等(父母(親権者)、配偶者、成人の子又は兄弟姉妹等、後見人、保佐人)を交えてお知らせすることもできます。内容についておわかりになりにくい点がありましたら、遠慮なく担当者にお尋ねください。
この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。

この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方(成年後見人、研究対象者の配偶者、父母、兄弟姉妹、子・孫、祖父母、同居の親族又はそれら近親者に準ずると考えられる成人の方)にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。ただし、すでにデータが解析され、個人を特定できない場合は情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。この場合も研究参加者の方に不利益が生じることはありません。

<研究に関する問い合わせ連絡先>
岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野
教授 賴藤 貴志
連絡先:086-235-7173 (平日9:00~17:00)

<研究への情報の利用を拒否する場合の連絡先>
岡山県精神保健福祉センター
担当者:野口 正行、重松 幸子
電話:086-201-0850 (平日9:00~17:00)

<研究組織>
主管機関名  岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
研究代表者  岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 教授 賴藤貴志

共同研究機関
岡山県精神保健福祉センター 所長 野口 正行

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2025/12/1

【論文出版】救命救急科の上田善之先生らとの共著論文の出版

救命救急科の上田善之先生らとの共著論文が出版されました。

Characteristics of out-of-hospital cardiac arrest due to cerebrovascular disorders: a nationwide, retrospective, observational study.
Ueda Y, Nojima T, Obara T, Hongo T, Yumoto T, Tsukahara K, Yorifuji T, Nakao A, Naito H.
Resusc Plus. 2025 Oct 28;26:101145. doi: 10.1016/j.resplu.2025.101145. eCollection 2025 Nov.

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【論文出版】岡山医療センター新生児科の玉井圭先生らとの共著論文

国立病院機構岡山医療センター新生児科の玉井圭先生らとの共著論文が出版されました。

21世紀出生児縦断調査のデータを用いて、双胎における在胎期間と乳幼児期の健康・発達との関連を検討しました。その結果、早期正期産(37–38週)で出生した双胎と比較して、早産(36週以下)で出生した双胎では、乳児期における入院リスクおよび行動発達遅滞のリスクが高いことが示されました。さらに、これらのリスクは在胎週数の短縮に伴い増加する傾向が認められました。本研究により、双胎においても長期予後の観点から在胎期間の重要性が改めて示されました。

Tamai K, Matsumoto N, Takeuchi A, Nakamura M, Kageyama M, Yorifuji T.
Association between gestational age and child health and neurodevelopment in twins from a nationwide longitudinal survey in Japan.
Sci Rep. 2025 Nov 18;15(1):40608. doi: 10.1038/s41598-025-24186-2.

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【論文出版】腎泌尿器科の森分貴俊先生らとの共著論文

腎泌尿器科の森分貴俊先生らとの共著論文が出版されました。

21世紀出生児縦断調査(2010年コホート)のデータを用いて、幼児期の日中おむつ使用と学童期前の夜尿症(おねしょ)との関連について検討した結果が掲載されました。約32,000名を対象とした研究で、2歳6か月時点で日中おむつを継続使用していた児は、おむつを卒業していた児と比較して、4歳6か月時点での夜尿症リスクが25%高いことが明らかになりました。この知見は、日中の排尿自立が夜間の排尿コントロール発達における重要なマイルストーンである可能性を示唆しています。

Moriwake T, Matsumoto N, Tominaga Y, Uraguchi K, Kobayashi T, Tsuboi I, Yoshinaga K, Yamanoi T, Kawada T, Sadahira T, Katayama S, Iwata T, Nishimura S, Bekku K, Edamura K, Takao S, Yorifuji T, Araki M.
Daytime Bladder Control Status in Toddlerhood Is Associated With Subsequent Bedwetting in Preschool Years: A Nationwide Cohort Study of Over 30 000 Japanese Children.
Int J Urol. 2025 Nov 17. doi: 10.1111/iju.70288. Online ahead of print.

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