2023/1/27
備前市における新型コロナウイルス感染症の抗体検査にご参加いただいている方のうち、クラスターが発生した医療機関・施設等関係者の皆様およびそのご家族の方へ
―「新型コロナウイルス感染症の抗体価とクラスター発生に関する研究」へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学病院
研究責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 賴藤 貴志
1) 研究の背景および目的
新型コロナウイルス感染症:COVID-19(Coronavirus disease 2019)の原因ウイルスであるSARS-CoV-2に対するワクチン接種により獲得した抗体価は、時間の経過とともに低下することがわかっています。
疫学・衛生学教室では、岡山県備前市に住民票があるまたは備前市内に所在する団体に在籍する人を対象に、SARS-CoV-2に対する抗体価測定を2022年6月1日~2023年3月31日まで実施し、抗体価の経時的変化とその後の感染・発症・重症化との関連、また予防効果について調査をしています。調査に参加いただいている医療機関・施設等のなかで、これまでに新型コロナウイルス感染症クラスターが発生した参加医療機関・施設等があることから、クラスター発生の感染状況を調査し、抗体価とクラスター発生の関連、また集団免疫の影響について検討することを目的としています。
2) 研究対象者
備前市における新型コロナウイルス感染症の抗体検査参加者のうち、研究期間中にクラスターが発生した医療機関・施設等関係者の方を研究対象とします。
3) 研究期間
研究機関の長の許可日~2024年3月31日
4) 研究方法
備前市における新型コロナウイルス感染症の抗体検査参加者のうち、研究期間中にクラスターが発生した医療機関・施設等関係者を対象として、クラスターの発生状況を分析します。
5) 使用する情報
新型コロナウイルス感染症のクラスター発生に関連する情報、備前市における新型コロナウイルス感染症の抗体検査に関連した情報を使用させていただきます。
〇クラスター発生状況に関連する情報
医療機関・施設等の概要(職員数、利用者数、見取り図など)、初発患者確認日、クラスター認定日と収束日、陽性者(性別、生年月日)、施設内療養者、重症者、入院者、死亡者、感染状況、PCR検査結果、抗原検査結果
〇備前市における抗体検査に関連する情報
性別、生年月日、既往歴、現病歴、服薬の有無、ワクチン接種歴、ワクチン副反応、
罹患歴、濃厚接触者歴、飲酒歴、喫煙歴、抗体検査結果
個人を識別できる情報や施設名を削除した状態で、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学・衛生学分野賴藤研究室にて、保管されます。また、情報が漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
6)情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学・衛生学分野賴藤研究室内で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行う際は、倫理委員会にて承認を得ます。
7) 研究計画書および個人情報の開示
ご本人のご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。内容についておわかりになりにくい点がありましたら、遠慮なく担当者にお尋ねください。
この研究は個人や施設名を特定できない形にして、学会や論文での発表、ホームページでの公開をしますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。また、情報が研究に使用されることについて、ご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。この場合も皆様に不利益が生じることはありません。
<問い合わせ・連絡先>
備前市抗体検査プロジェクト 事務局
岡山県岡山市北区鹿田2-5-1 基礎研究棟7F 疫学・衛生学分野内
連絡先:086-235-7177 (平日9:00~17:00)
ファックス:086-235-7178
<研究組織>
主管機関名 岡山大学
研究代表者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座
疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
情報の提供のみを行う機関 備前市における抗体検査に参加する医療機関・施設等
岡山県備前保健所 保健課
2022/9/5
小児新型コロナウイルスワクチンを接種した児の保護者を対象とした岡山県のアンケートに回答された方へ
―「岡山県小児新型コロナウイルスワクチン接種後副反応調査に関する分析」へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学病院
研究責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 賴藤 貴志
1) 研究の背景および目的
新型コロナワクチンの感染拡大を抑制するため、新型コロナのワクチン接種を推進することは重要な課題となっていますが、国内の小児を対象とした副反応に関する研究は十分ではありません。
本研究では、岡山県が岡山県内の協力医療機関でファイザー社製小児用ワクチンを接種したお子様の保護者の方を対象に行ったアンケート調査の結果を詳細に検討することで、小児の新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応に関する疫学的な知見を提供することを目的としています。
2) 研究対象者
2022年3月12日から2022年6月9日の間に、岡山県が実施した「小児ワクチン接種後副反応調査」に回答された保護者の方1288人を研究対象とします。
3) 研究期間
倫理委員会承認後~2023年3月31日
4) 研究方法
岡山県内の協力医療機関でファイザー社製小児用ワクチンを接種したお子様の保護者の方を対象に行ったアンケートの調査結果をもとに、ワクチン接種後の副反応や副反応への対応、接種を受けることを決めた理由に関する分析を行います。
5) 使用する情報
この研究に使用する情報として、アンケート結果から抽出した以下の情報のみを使用させていただきます。また、お子様の情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
・新型コロナワクチン接種日、ワクチンを接種した医療機関、新型コロナウイルスワクチン接種回、年齢、性別、身長、体重、基礎疾患、アレルギー歴、既往歴、新型コロナウイルス感染症の診断の有無
・接種後副反応、副反応への対応
・接種を受けることを決めた理由
6) 情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学衛生学分野内で保存させていただきます。電子情報は、パスワード等で制御されたコンピューターに保存します。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行うことはありません。
7) 研究計画書および個人情報の開示
ご本人のご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
この研究は氏名、生年月日などのお子様を直ちに特定できるデータをわからない形にして、論文で発表しますので、ご了解ください。
研究内容について、分かりにくい点やご質問等がありましたら下記の連絡先まで遠慮なくお問い合わせください。
<問い合わせ・連絡先>
岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野
氏名:賴藤 貴志
電話:086-235-7173(平日:9時~18時)
既存情報の提供のみを行う機関
岡山県 保健福祉部 保健福祉課 ワクチン対策室 企画班 安部 保之
2021/12/27
2020年1月1日~2022年3月31日の間に岡山県内で新型コロナウイルス感染症陽性になられた方およびご家族の方へ
―「岡山県内における新型コロナウイルス感染症に関する分析」へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学病院
研究責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
1) 研究の背景および目的
新型コロナウイルス感染症:COVID-19(Coronavirus disease 2019)は、世界的に感染が急速に拡大し、いまだ感染の流行は終息には至っていません。国内では、感染の流行状況に伴い様々な対策が取られました。ワクチンや治療薬も導入され、一定の効果があったと評価されていますが、日本国内における新型コロナウイルス感染症に関する研究は、海外と比較してまだ少なく、予防や治療方法に焦点を当てた検証は十分とはいえません。本研究は、岡山県が集積した新型コロナウイルス感染症に関連したデータを用いて、陽性者の特徴やリスク因子を明らかにするとともに、ワクチン接種や治療薬の導入の効果について検証することを目的としています。
2) 研究対象者
2020年1月1日~2022年3月31日までに岡山県に発生届のあった新型コロナウイルス感染症陽性の方を対象にします。
3) 研究期間
倫理審査委員会承認後~2026年3月31日
4) 研究方法
2020年1月1日~2022年3月31日までに岡山県に発生届のあった新型コロナウイルス感染症陽性の方を対象に、属性による特徴やリスク因子を明らかにするとともに、ワクチン接種や治療薬の導入による効果について調べます。
5)使用する情報
この研究に使用する情報として、岡山県の発生届の内容から以下の情報を抽出し使用させていただきますが、氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報は削除し使用します。また、あなたの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
性別、年齢、年代、居住区、発症日、検体採取日、診断日、発症日の症状、職業、療養先(自宅療養、 宿泊療養、入院)、身長、体重、BMI、基礎疾患(心疾患、高血圧症、糖尿病など)、妊娠(週数)、アレルギー、喫煙、推定感染源、他事例との関連、ワクチン接種歴(回数と接種日)、ウイルスの遺伝 子情報(変異株など)、入院日、治療開始日、解熱日、退院日、隔離解除日、症状(体温、SPO2、呼吸 器症状、肺炎像)、治療内容と副作用、酸素投与、重症度、予後
6) 試料・情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬総合研究科頼 藤研究室内で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行う際は、倫理委員会にて承認を得ます。
7) 研究計画書および個人情報の開示
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。また、この研究における個人情報の開示は、あなたが希望される場合にのみ行います。あなたの同意により、ご家族等(父母(親権者)、配偶者、成人の子又は兄弟姉妹等、後見人、保佐人)を交えてお知らせすることもできます。内容についておわかりになりにくい点がありましたら、遠慮なく担当者にお尋ねください。この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方(ご家族の方等も拒否を申し出ることが出来る場合があります。詳細については下記の連絡先にお問い合わせください。)にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。ただし、すでにデータが解析され、個人を特定できない場合は情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。この場合も皆様に不利益が生じることはありません。
<問い合わせ・連絡先>
岡山大学大学院医歯薬総合研究科 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座 疫学・衛生学分野
氏名:賴藤 貴志
電話:086-235-7170(平日:9時~18時)
ファックス:086-235-7178
<研究組織>
主管機関名 岡山大学
研究代表者 岡山大学大学院医歯薬総合研究科 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座
疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
情報の提供のみを行う機関 岡山県保健福祉部
2021/12/27
当院の消化管外科・肝胆膵外科・消化器内科において消化器がんの治療を受けられた方およびそのご家族の方へ
―「DPCデータを利用した岡山大学病院の消化器がんに対する診療におけるCovid-19の影響」へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学
研究責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学 教授 賴藤 貴志
1.研究の概要
1) 研究の背景および目的
2020年1月以降、新型コロナウィルス感染症の感染拡大はわが国の医療に多大な影響をもたらしました。岡山県内でも新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、岡山大学病院(以下、当院)においても2020年3月下旬より患者の受け入れを開始しました。それに伴い、がん治療においても手術や化学療法、患者の受診回数など影響をもたらしました。全国的にも新型コロナウィルス感染症の影響で手術や侵襲性の高い検査などを行うことが難しくなったと言われています。この度の研究では当院のDPCデータ(入院患者さんの診療報酬明細データ)を基に新型コロナウィルス感染症流行前後の、手術件数や化学療法、患者の居住地などの変化を調べ、具体的に新型コロナウィルス感染症の影響を検証します。
2) 予想される医学上の貢献及び研究の意義
当院は、岡山県のがん治療においては中心的役割を果たす岡山県がん診療連携拠点病院です。パンデミックでのがん治療(手術や内視鏡切除・化学療法)について拠点病院としての役割と取り組みを明らかにすることで、今後も想定される再流行でのがん治療体制のあり方について提言することができます。
2.研究の方法
1) 研究対象者
2018年4月1日~2021年3月31日の間に岡山大学病院消化管外科・肝胆膵外科・消化器内科に入院し、消化器がんの治療を受けられた方、約12,000名を研究対象とします。
2) 研究期間
倫理委員会承認後~2024年3月31日
3) 研究方法
2018年4月1日~2021年3月31日の間に岡山大学病院消化管外科・肝胆膵外科・消化器内科に入院し、消化器がんの治療を受けられた方で、研究者が診療情報をもとに、手術、内視鏡治療、化学療法のデータを選びます。各治療件数に関する分析を行い、新型コロナウィルス感染症流行前後での治療内容の変化について調べます。
4)使用する情報
この研究に使用する情報として、DPCデータから以下の情報を抽出し使用させていただきますが、氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報は削除し使用します。また、あなたの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
・診断群分類6桁コード(疾患コード)で060010(食道の悪性腫瘍)・060020(胃の悪性腫瘍)・060035(結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍)・060040(直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍)・060050(肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む))・060060(胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍)・06007x(膵臓、脾臓の腫瘍)
・ 年齢、性別、居住地(県または市)
・ 在院日数・転帰・入院日・転入日・退院日・転出日
・ 処置日数・入院経路・他院よりの紹介の有無・自院の外来からの入院・緊急入院区分・救急車による搬送の有無・化学療法の有無
5)情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 疫学衛生学分野内で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行う際は、倫理委員会にて承認を得ます。
6) 研究計画書および個人情報の開示
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
また、この研究における個人情報の開示は、あなたが希望される場合にのみ行います。あなたの同意により、ご家族等(父母(親権者)、配偶者、成人の子又は兄弟姉妹等、後見人、保佐人)を交えてお知らせすることもできます。内容についておわかりになりにくい点がありましたら、遠慮なく担当者にお尋ねください。
この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方(ご家族の方等も拒否を申し出ることが出来る場合があります。詳細については下記の連絡先にお問い合わせください。)にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。ただし、すでにデータが解析され、個人を特定できない場合は情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。この場合も診療など病院サービスにおいて患者の皆様に不利益が生じることはありません。
<問い合わせ・連絡先>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野
氏名:高永 都衣
電話:086-235-7174 (平日9時〜16時)
ファックス:086-235-7178
2021/12/27
2020年4月1日~2021年6月30日にクラスターが発生した施設関係者の方へ
―「岡山県のクラスター発生要因分析研究」へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
研究機関長 研究科長 伊達 勲
研究責任者
岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 教授 賴藤貴志
研究分担者
岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 准教授 高尾総司
岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 助教 鈴木越治
岡山大学病院新医療研究開発センター 助教 三橋利晴
岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 助教 松本尚美
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野 非常勤研究員 門脇知花
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野 大学院生 高橋友香里
1.研究の概要
1) 研究の背景および目的
2019年12月に武漢で報告され、世界的な感染拡大を認める新型コロナウイルスは当初、ほとんどの患者さんが二次感染を起こしていませんでした。日本でも調査が進んだ結果、新型コロナウイルス感染症は「クラスター」と呼ばれる集団感染が、感染を拡大させることがわかってきました。厚生労働省では、クラスターは「当面の間、接触歴等が明らかとなる5人程度の発生を目安」としていて、離れた場所で起きた二次感染や家族間の感染を除外しています。クラスターが対処されず、クラスターの連鎖(感染連鎖の継続)が起きた場合、大規模な集団発生(メガクラスター)が起きる可能性があると考えられます。私たちは、これまで岡山県から依頼をうけて、新型コロナウイルス感染症の発生状況や動向を調査してきました。岡山市保健所、倉敷市保健所、岡山県保健福祉部における、新型コロナウイルスの公表データをもとに、岡山県において2020年4月~2021年6月30日にクラスターの発生があった、すべての医療機関・施設を対象として、感染対策チェックリストに回答をいただき、岡山県の新型コロナウイルス発生の現状、要因、環境について調査します。クラスターの発生状況を調査することで、クラスターを起こしやすい状況を特定することを目的としています。
2) 予想される医学上の貢献及び研究の意義
新型コロナウイルス感染症によるクラスター発生の危険性を増加させる要因を検討し、評価することで、効果的なクラスター発生の予防対策を講じることができる可能性があります。
2.研究の方法
1) 研究対象者
2020年4月1日~2021年6月30日に岡山県においてクラスターが発生した医療機関・施設約50施設を対象とします。
2) 研究期間
2021年7月開催の倫理委員会承認後~2025年3月31日
3) 研究方法
2020年4月1日~2021年6月30日岡山県においてクラスターが発生した約50施設を対象に、クラスターの現状を分析し、クラスターがどのような要因により引き起こされるのかを調べます。
4) 使用する情報
この研究に使用する情報として、調査票を送付する目的で、岡山市保健所、倉敷市保健所、岡山県保健福祉部が保有するデータから、施設名を抽出し使用させていただきます。ご回答いただいた調査票のデータは、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科賴藤研究室にて、施設名などを直ちに特定できる情報は削除され、施設名が特定できない状態で保管されます。また、施設の情報が漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。詳細な情報を得る際には個別にご相談させていただくことがございます。
5) 情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科頼藤研究室で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。また、本研究で得られた情報を将来の研究に用いる可能性はありません。
6) 研究計画書および個人情報の開示
貴施設のご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。この研究は施設名を直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。また、貴施設の情報が研究に使用されることについて、ご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2021年10月31日までの間に下記の連絡先までお申し出ください。この場合も皆様に不利益が生じることはありません。
<問い合わせ・連絡先>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座 疫学・衛生学分野
教授 賴藤 貴志
連絡先:086-235-7170 (平日9:00~18:00)
ファックス:086-235-7178
<研究組織>
研究代表機関名
岡山大学
研究代表責任者
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座 疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
共同研究機関
川崎医科大学病院 感染管理室
岡山赤十字病院 医療社会事業部
情報の提供のみを行う機関
岡山市保健所 保健課
倉敷市保健所 保健課
岡山県保健福祉部 新型コロナウイルス対策室
2021/8/18
平成18年4月1日~平成20年3月31日の間に
岡山市基本健康診査を受診された方およびご家族の方へ
―「岡山市健康診査データを利用した健康リスク要因と死因別死亡・その他アウトカムとの関連評価」研究へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学病院
研究機関長 病院長 前田 嘉信
研究機関名 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
研究機関長 研究科長 伊達 勲
研究責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
研究分担者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 准教授 高尾 総司
岡山大学学術研究院環境生命科学学域(工)環境統計学分野 准教授 山本 倫生
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野 大学院生 松尾 瑠美
岡山大学病院 糖尿病センター 助教(特任)和田 嵩平
1.研究の概要
1) 研究の背景および目的
高齢者において、様々な健康リスクが死亡や介護状況に影響を及ぼすことが明らかになっています。欧米諸国において、どういうことが健康リスクになるか、など様々な研究が行われていますが、世界の中でも急速な高齢化が進む日本からの研究が求められています。
本研究の目的は、岡山市健康診査データを利用し、1.生活習慣関連要因、2.フレイル*、3.大気汚染濃度が及ぼす健康への影響について検討することを目的とします。
*フレイルとは、健康と要介護の間の時期で、加齢とともに心身の活力(例えば筋力や認知機能など)が低下した状態のことです。
2) 予想される医学上の貢献及び研究の意義
本研究により、高齢者の死亡や介護状況に対する健康リスク要因を明らかにすることで、高齢化の進む国内・海外の様々な公衆衛生政策に貢献できる可能性があります。
2.研究の方法
1) 研究対象者
平成18年4月1日~平成20年3月31日の間に岡山市基本健康診査を受診した方(76,591名)を研究対象とします。
2) 研究期間
2021年6月開催の倫理委員会承認後~2025年3月31日
3) 研究方法
平成18年4月1日~平成20年3月31日の間に岡山市の基本健康診査を受診した方を対象に、生活習慣関連要因、フレイル、大気汚染がどのように健康に影響するのかを調べます。
4) 使用する情報
この研究に使用する情報として、岡山市基本健康診査の結果から以下の情報を抽出し使用させていただきます。データは、岡山保健所にて、既に氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報は削除され、個人が特定できない状態になっています。
・年齢、性別、就業状況、居住地(国勢調査小地域レベル)、身長、体重、肥満度、現病歴、既往歴、家族の既往歴、現在の健康状態、精神的な健康状態、フレイル(介護予防のための生活機能評価票より)、
喫煙、飲酒、運動や栄養の習慣、死亡、要介護認定、認知症の判定
5) 情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬総合研究科頼藤研究室内で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行う際は、倫理委員会にて承認を得ます。
6) 研究計画書および個人情報の開示
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方(ご家族の方等も拒否を申し出ることが出来る場合があります。詳細については下記の連絡先にお問い合わせください。)にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2021年8月31日までに下記の連絡先までお申し出ください。ただし、すでにデータが解析され、個人を特定できない場合は情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。この場合も皆様に不利益が生じることはありません。
<問い合わせ・連絡先>
岡山大学大学院医歯薬総合研究科 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座 疫学・衛生学分野
氏名:賴藤 貴志
電話:086-235-7170(平日:9時~18時)
ファックス:086-235-7178
<研究組織>
研究代表機関名 岡山大学
研究代表責任者 岡山大学大学院医歯薬総合研究科 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座 疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
共同研究機関 広島大学大学院先進理工系科学研究科 准教授 鹿嶋 小緒里
情報の提供のみを行う機関 岡山市保健所 保健所長 松岡 宏明
2021/3/8
平成29年4月1日〜令和2年3月31日の間に
津山市において出産後に保健師による新生児訪問を
受けられた方およびそのご家族の方へ
―「津山市における産後2週間健診と産後うつ病の関連
−津山市母子保健事業データを用いた観察研究−」へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学大学院
研究機関長 病院長 金澤右
研究機関名 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
研究機関長 研究科長 大塚愛二
研究代表者
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野 教授 賴藤貴志
研究分担者
岡山大学病院 新医療研究開発センター 助教 三橋利晴
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野 大学院生 中村奈保子
共同研究機関
津山市こども保健部健康増進課 主幹 中島康子
1.研究の概要
1) 研究の背景および目的
産後はメンタルの不調が起こりやすい時期であり、産後の母親の10人中1〜2人に産後うつ病が見られると報告されています。産後うつ病は、子どもの成長・発達への影響、また、児童虐待や妊産婦の自殺との関連も指摘されている深刻な病気です。厚生労働省は、その対策として、平成29年度に産婦健康診査(以下、健診)事業により産後2回分の健診費用を助成する制度を始めました。これにより、全国の市町村で順次、従来の産後1ヶ月健診に加えて、育児不安が高いと考えられる産後2週間頃の健診(以下、産後2週間健診)が行われるようになりました。しかし、産後2週間健診が始まったことで産後うつ病が減ったのかどうかを調べた研究は少なく、特に地域単位での研究は見当たりません。本研究では、津山市における産後2週間健診と産後うつ病との関連を調べることを目的とし、同市が保有する産後に関連するデータを用いて、産後2週間健診と産後うつ病との関連を検討します。
2) 予想される医学上の貢献及び研究の意義
本研究により産後2週間健診と産後うつ病予防との関連を明らかにすることで、産後早期の育児支援のあり方について、各自治体や医療機関に提言できる可能性があります。
2.研究の方法
1) 研究対象者
平成29年4月1日から令和2年3月31日の間に津山市に在住し、当該期間に出産し、同市で保健師による新生児訪問を受けた女性約600名
2) 研究期間
倫理委員会承認後~令和4年3月31日
3) 研究方法
平成29年4月1日〜令和2年3月31日における津山市母子事業データから、本研究の目的に合致するデータを選び、産後2週間健診と産後うつ病の関連を分析します。
4) 使用する情報
この研究に使用する情報として、津山市母子事業データから以下の情報を抽出し使用させていただきますが、氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報は、既に削除され、個人が特定できない状態になっています。また、あなたの情報が漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
新生児訪問時における情報として、訪問時期、EPDS、ボンディング(良・不良)、赤ちゃんへの気持ち質問票、育児支援の有無、里帰りの有無、児の栄養状況、乳房トラブル、児の体重増加量
出産や産後に関する情報として、年齢、既往歴、喫煙歴、児の出生順位、在胎週数、分娩時異常の有無、出産場所、児の出生体重、津山市への連絡事項(支援の必要性の有無)、産後健診受診の有無、各健診におけるEPDS、各健診を受けた医療機関
5) 情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学・衛生学分野頼藤研究室で保存させていただきます。電子情報はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行う際は、倫理委員会にて承認を得ます。
6) 研究計画書および個人情報の開示
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
また、個人を特定するための情報(氏名、生年月日など)が削除されているため、この研究における個人情報の開示はできません。
この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方(ご家族の方等も拒否を申し出ることが出来る場合があります。詳細については下記の連絡先にお問い合わせください。)ご了承いただけない場合には研究対象としませんので、令和3年3月31日までの間に下記の連絡先までお申し出ください。この場合もあなたに不利益が生じることはありません。
<問い合わせ・連絡先>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座
疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
連絡先:086-235-7170 (平日9:00~18:00)
ファックス:086-235-7178
津山市こども保健部健康増進課
担当:中島 康子
連絡先:0868-32-2069 (平日8:30~17:15)
ファックス:0868-32-2161
<研究組織>
研究代表機関名 岡山大学
研究代表責任者 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座
疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
共同研究機関 津山市こども保健部健康増進課 次長 鏡 真由美
2020/9/23
2018年~2020年の各年3月1日~8月31日の間に岡山市において救急搬送された方及びそのご家族の方へ
「新型コロナウィルスの流行と自損行為による救急搬送の関連について-岡山市における救急搬送記録を用いた観察研究-」へご協力のお願い
研究機関名 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
研究機関長 研究科長 大塚 愛二
研究責任者
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野 教授 頼藤貴志
研究分担者
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 救命救急・災害医学分野 教授 中尾篤典
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 救命救急・災害医学分野 准教授 内藤宏道
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野 講師 高尾総司
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野 大学院生 土生裕
1.研究の概要
1) 研究の背景および目的
COVID-19(Coronavirus disease 2019)は2019年11月に中国武漢で発生が確認されて以降、感染拡大は止まらず、日本においては2020年4月7日に緊急事態宣言が発令されました。感染拡大に伴い、人々の生活意識・行動は変化し、感染症の影響は「人との交流の減少」「生活満足度の低下」など広範な範囲に及び、2020年4~6月期の国内総生産(GDP)の1次速報は、名目GDPは前期比7・4%減(年率26・4%減)と発表されました。一方で、OECD(経済協力開発機構)の公表によると、わが国の自殺者数は1998年以降、G7のなかで最も高く、国際的にみても深刻な課題です。自殺の背景には個人的要因だけではなく、地域社会との関係の喪失、経済的状況などの社会的要因が大きく関係することが知られています。上記の理由から、新型コロナウィルスの流行による社会的変化から自殺者が増加していると考えられます。本研究は、岡山市における新型コロナウィルスの流行と自殺との関連について検討することを目的とします。岡山市消防局救急課における救急搬送記録に基づき、岡山市において2018年、2019年、2020年、各年の3月1日~8月31日に自損行為によって救急搬送された方を対象としてデータを取得し、各年での自損行為による救急搬送の状況を比較し検討します。
2) 予想される医学上の貢献及び研究の意義
新型コロナウィルスの流行と自損行為による救急搬送の関連性を検討し、評価することで、感染症流行、そしてそれに伴う自殺の予防対策を講じることができる可能性があります。
2.研究の方法
1) 研究対象者
2018年、2019年、2020年、各年の3月1日~8月31日の間に岡山市において自損行為により救急搬送された方約450名を研究対象とします。
2) 研究期間
倫理委員会承認後~2025年10月31日
3) 研究方法
2018年、2019年、2020年、各年の3月1日~8月31日の間に岡山市において自損行為により救急搬送された方を対象に、データを取得し、各年における自損行為による救急搬送の状況を比較検討します。
4) 使用する情報
この研究に使用する情報として、岡山市救急搬送記録から以下の情報を抽出し使用させていただきます。データは、岡山市消防局警防部救急課にて、既に氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報は削除され、個人が特定できない状態になっています。また、あなたの情報が漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
岡山市救急搬送記録における項目
曜日・祝祭日・年号・性別・町名一覧・居住区分・発生場所・発生個所・受傷形態・傷病名(小分類)・傷病程度・既往歴・特定行為(処置)・未処置内容・指示病院・心電図波形・容態 意識・呼吸・脈拍・市民応急手当
5) 情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科頼藤研究室で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。また、本研究で得られた情報を将来の研究に用いる可能性はありません。
6) 研究計画書および個人情報の開示
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人(配偶者、父母、兄弟姉妹、子・孫、祖父母、同居の親族又はそれら近親者に準ずると考えられる者(未成年者を除く。))の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2020年12月31日までの間に下記の連絡先までお申し出ください。この場合も皆様に不利益が生じることはありません。
<問い合わせ・連絡先>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座 疫学・衛生学分野
教授 賴藤 貴志
連絡先:086-235-7170 (平日9:00~18:00)
ファックス:086-235-7178
<研究組織>
研究代表機関名 岡山大学
研究代表責任者 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座 疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
情報の提供のみを行う機関 岡山市消防局 警防部 救急課 課長補佐 長谷井 浩
2020/9/14
2018年7月18日~2018年9月15日の間に
まび記念病院敷地内に設置した仮設診療所において
診療を受けられた方およびそのご家族の方へ
―「西日本豪雨被災地の救護所における医療環境に関する検討」へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
岡山大学病院
研究機関長 研究科長 大塚 愛二
病院長 金澤 右
研究責任者
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
研究分担者
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野 大学院生 橋本 千明
1.研究の概要
1) 研究の背景および目的
平成30年度西日本豪雨災害において被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
洪水発生時には多くの被害がもたらされますが、その後も避難生活を余儀なくされた被災者の方々におかれましては、洪水または避難生活を原因とする疾患が現れ、普段とは違う医療が必要となることがあります。
この度の西日本豪雨災害に際しましては、洪水発生後の2018年7月18日から9月15日まで、医療法人和陽会まび記念病院の仮設診療所が設置されました。7月18日から7月28日は吉備医師会・特定非営利活動法人AMDAが共同で健診車による仮設診療を実施、その後はまび記念病院によるプレハブでの診療となり多くの患者さんが受診されました。
仮設診療所にて診療を受けられた皆様のカルテの情報を基に、洪水被災地の診療再開時における日々の疾患の移り変わりをとりまとめたいと考えています。
2) 予想される医学上の貢献及び研究の意義
水災害に対する備えや避難所での医療的な対応などに役立つ情報を発信することができます。
2.研究の方法
1) 研究対象者
2018年7月18日から2018年9月15日までの間に、まび記念病院敷地内に設置した仮設診療所にて診療を受けられた方、延べ2,640名を研究対象とします。
2) 研究期間
2020年8月開催の倫理審査委員会承認後~2022年3月31日
3) 研究方法
2018年7月18日から2018年9月15日までの間に、医療法人和陽会まび記念病院に設置された仮設診療所にて診療を受けられた方のカルテを基に、研究者が診療情報のデータを抽出し、疾患の移り変わりに関する分析を行うことによって、洪水発生後の救護診療の在り方について調べます。
4) 使用する情報
この研究に使用する情報として、カルテから以下の情報を抽出し使用させていただきますが、あなたの個人情報は入力せず、匿名化して、個人情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
年齢、性別、 受診の理由、診断名、紹介状作成の有無、点滴の有無
5) 情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学・衛生学教室で保存させていただきます。電子情報はパスワード等で制御された電子ファイルに保存し、施錠可能な保管庫に保存します。
6) 研究計画書および個人情報の開示
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
また、この研究における個人情報の開示は、あなたが希望される場合にのみ行います。あなたの同意により、ご家族等(父母(親権者)、配偶者、成人の子又は兄弟姉妹等、後見人、保佐人)を交えてお知らせすることもできます。内容についておわかりになりにくい点がありましたら、遠慮なく担当者にお尋ねください。
この研究はあなたのデータを個人情報がわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。また、あなたの情報が研究に使用されることについてご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2020年12月31日までの間に下記の連絡先までお申し出ください。
なお、研究対象者が未成年者の場合は、親権者及び同居の御親族又はそれら近親者に準ずる方よりご説明いただき、情報の使用をご了承いただけない場合は、同じく下記の連絡先までお申し出ください。いずれの場合も患者の皆様に不利益が生じることはありません。
<問い合わせ・連絡先>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野
責任者氏名:頼藤 貴志
所属:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座
疫学・衛生学分野
職名:教授
連絡先:平日9:00~18:00 086-235-7170 / 平日夜間・土日・祝祭日(留守番電話)
ファックス:086-235-7178
<研究組織>
情報の提供のみを行う機関
医療法人和陽会 まび記念病院 病院長 村松 友義