研究業績

2026/1/13

【論文出版】媒介分析に関するレター

媒介分析は、近年特に注目を集めている因果推論手法の一つです。

このたび、Journal of Epidemiology and Community Healthに、媒介分析に関するレターが出版されました。

Suzuki E, Shinozaki T, Yamamoto E.
Exposure-induced mediator–outcome confounders in causal mediation: Implications and visualization.
J Epidemiol Community Health. 2026;80(2):129–130. (doi: 10.1136/jech-2025-225576)
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中間因子ーアウトカム間の交絡因子が曝露から影響を受ける状況での媒介分析について、因果ダイアグラムを用いて視覚的に論じています。

媒介分析については、招待総説論文や招待コメンタリーも出版されています。

Suzuki E, Shinozaki T, Yamamoto E.
Natural effects and separable effects: Insights into mediation analysis.
Curr Epidemiol Rep. 2025;12:20. (doi: 10.1007/s40471-025-00369-3)
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Suzuki E.
L or M1—Critical challenges in mediation analysis.
Epidemiology. 2025;36(5):686–689.
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2026/1/9

【論文出版】COVID-19パンデミックと18か月児における言語発達の長期的な関連について

岡山市保健所の1歳6か月児健診のデータを用いて、COVID-19パンデミックと1歳6か月児の言語発達の長期的な関連について検討しました。パンデミック前と比較して、パンデミック中は言語発達にフォローアップを要するリスクの上昇を認めました。またパンデミック早期(2020年4月-2022年3月)よりもパンデミック後期(2022年4月-2024年3月)においてリスクが高く、男児よりも女児において、また保育園児よりも家庭保育児においてリスクが高い傾向がみられました。

Matsuo R, Matsumoto N, Nakamura K, Mitsuhashi T, Yorifuji T.
Long-term association between the COVID-19 pandemic and language development in children aged 18 months: effect modification by sex, childcare location and family size
Arch Dis Child. 2025 Dec 23: archdischild-2025-329347 doi: 10.1136/archdischild-2025-329347. Online ahead of print.

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2026/1/9

【論文出版】湿球黒球温度(WBGT)と熱中症による入院について

日本救急医学会の熱中症搬送データを用いて、2020年と2021年の7月から9月のWBGTと熱中症入院を検討しました。WBGTが1℃上昇するごとにリスクが上昇し、25℃以上で急増しました。さらに、発症6時間前の暑さの積み重ねでリスクが増強しました。また、精神疾患を持つ人のリスクが顕著でした。

Yuka Yamamura, Takashi Hongo, Tetsuya Yumoto, Fumiya Sasai, Kohei Tokioka,Takafumi Obara, Tsuyoshi Nojima, Jun Kanda, Shoji Yokobori, Hiromichi Naito,Takashi Yorifuji & Atsunori Nakao
Association of Wet-Bulb Globe Temperature with heat-related illness hospitalizations in Japan: a time-stratified, case-crossover study
Int J Emerg Med.2026 Jan 5; doi:10.1186/s12245-025-01112-x. Online ahead of print.

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2025/12/5

【論文出版】リハビリテーションジャーナルにおけるシステマティックレビューの質に関連する要因:GRADEの使用とプロトコル登録の重要性

本研究はリハビリテーションジャーナルにおけるシステマティックレビュー(SR)の質とPRISMA 2020の関係について報告した研究の二次分析として実施されました。今回、リハビリテーション領域のSR 219報を対象に、どのような要因がSRの「報告の質」および「方法論の質」と関連しているかを調査しました。解析の結果、「GRADEアプローチの使用」と「プロトコル登録」の有無が、SRの報告の質および方法論の質の両方と有意に関連していることが明らかになりました。また、掲載誌のインパクトファクターについても、両方の質と弱い正の相関が認められました。
本研究の結果より、信頼性の高いSRを作成するためには、PRISMA 2020の遵守に加え、特に「GRADEアプローチの使用」と「プロトコル登録」を徹底することが重要である可能性が示唆されました。

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2025/12/1

【論文出版】救命救急科の上田善之先生らとの共著論文の出版

救命救急科の上田善之先生らとの共著論文が出版されました。

Characteristics of out-of-hospital cardiac arrest due to cerebrovascular disorders: a nationwide, retrospective, observational study.
Ueda Y, Nojima T, Obara T, Hongo T, Yumoto T, Tsukahara K, Yorifuji T, Nakao A, Naito H.
Resusc Plus. 2025 Oct 28;26:101145. doi: 10.1016/j.resplu.2025.101145. eCollection 2025 Nov.

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2025/12/1

【論文出版】岡山医療センター新生児科の玉井圭先生らとの共著論文

国立病院機構岡山医療センター新生児科の玉井圭先生らとの共著論文が出版されました。

21世紀出生児縦断調査のデータを用いて、双胎における在胎期間と乳幼児期の健康・発達との関連を検討しました。その結果、早期正期産(37–38週)で出生した双胎と比較して、早産(36週以下)で出生した双胎では、乳児期における入院リスクおよび行動発達遅滞のリスクが高いことが示されました。さらに、これらのリスクは在胎週数の短縮に伴い増加する傾向が認められました。本研究により、双胎においても長期予後の観点から在胎期間の重要性が改めて示されました。

Tamai K, Matsumoto N, Takeuchi A, Nakamura M, Kageyama M, Yorifuji T.
Association between gestational age and child health and neurodevelopment in twins from a nationwide longitudinal survey in Japan.
Sci Rep. 2025 Nov 18;15(1):40608. doi: 10.1038/s41598-025-24186-2.

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2025/12/1

【論文出版】腎泌尿器科の森分貴俊先生らとの共著論文

腎泌尿器科の森分貴俊先生らとの共著論文が出版されました。

21世紀出生児縦断調査(2010年コホート)のデータを用いて、幼児期の日中おむつ使用と学童期前の夜尿症(おねしょ)との関連について検討した結果が掲載されました。約32,000名を対象とした研究で、2歳6か月時点で日中おむつを継続使用していた児は、おむつを卒業していた児と比較して、4歳6か月時点での夜尿症リスクが25%高いことが明らかになりました。この知見は、日中の排尿自立が夜間の排尿コントロール発達における重要なマイルストーンである可能性を示唆しています。

Moriwake T, Matsumoto N, Tominaga Y, Uraguchi K, Kobayashi T, Tsuboi I, Yoshinaga K, Yamanoi T, Kawada T, Sadahira T, Katayama S, Iwata T, Nishimura S, Bekku K, Edamura K, Takao S, Yorifuji T, Araki M.
Daytime Bladder Control Status in Toddlerhood Is Associated With Subsequent Bedwetting in Preschool Years: A Nationwide Cohort Study of Over 30 000 Japanese Children.
Int J Urol. 2025 Nov 17. doi: 10.1111/iju.70288. Online ahead of print.

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2025/11/17

【論文出版】「21世紀出生児縦断調査」の研究成果を総括したナラティブ・レビュー

厚生労働省の「21世紀出生児縦断調査(LSN21)」のデータを用い、これまで当教室グループが発表してきた59報の研究成果を総括したナラティブ・レビューが出版されました。
これまでの研究では、乳児期の栄養(母乳育児)、睡眠習慣、環境曝露(母親の喫煙や大気汚染など)、周産期要因(早産やSGA)といった早期生活環境が、その後の小児の肥満、アレルギー・呼吸器感染症、神経行動発達に長期的な影響を及ぼすことが示唆されています。

Matsumoto N, Matsuo R, Yamamura Y, Tsuge T, Kadowaki T, Uraguchi K, Tamai K, Nakamura K, Takeuchi A, Yorifuji T.
Early-Life Exposures and Child Health Outcomes: A Narrative Review of LSN21 Research in Japan.
Pediatr Int. 2025 Jan-Dec;67(1):e70258. doi: 10.1111/ped.70258.
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2025/11/17

【論文出版】耳鼻咽喉科の浦口先生らとの共著論文

耳鼻咽喉科の浦口先生らとの共著論文が出版されました。

Uraguchi K, Sugaya A, Suzuki E, Matsumoto N, Yanagi E, Takao S, Yorifuji T, Ando M.
Impact of smoking on age-related deterioration in hearing: A cohort study using health checkups.
Arch Gerontol Geriatr. 2025 Oct;137:105947. doi: 10.1016/j.archger.2025.105947. Epub 2025 Jul 7.

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2025/10/22

【論文出版】媒介分析に関する総説論文

媒介分析は、近年特に注目を集めている因果推論手法の一つです。

このたび、Current Epidemiology Reportsに、媒介分析に関する招待総説論文が出版されました。

Suzuki E, Shinozaki T, Yamamoto E.
Natural effects and separable effects: Insights into mediation analysis.
Curr Epidemiol Rep. 2025;12:20. (doi: 10.1007/s40471-025-00369-3)
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媒介分析の主な理論である自然効果(natural effects)と分離効果(separable effects)を比較しました。

因果ダイアグラムなどを用いて、両者の違いを視覚的に論じています。

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