研究業績

2025/12/1

【論文出版】救命救急科の上田善之先生らとの共著論文の出版

救命救急科の上田善之先生らとの共著論文が出版されました。

Characteristics of out-of-hospital cardiac arrest due to cerebrovascular disorders: a nationwide, retrospective, observational study.
Ueda Y, Nojima T, Obara T, Hongo T, Yumoto T, Tsukahara K, Yorifuji T, Nakao A, Naito H.
Resusc Plus. 2025 Oct 28;26:101145. doi: 10.1016/j.resplu.2025.101145. eCollection 2025 Nov.

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2025/12/1

【論文出版】岡山医療センター新生児科の玉井圭先生らとの共著論文

国立病院機構岡山医療センター新生児科の玉井圭先生らとの共著論文が出版されました。

21世紀出生児縦断調査のデータを用いて、双胎における在胎期間と乳幼児期の健康・発達との関連を検討しました。その結果、早期正期産(37–38週)で出生した双胎と比較して、早産(36週以下)で出生した双胎では、乳児期における入院リスクおよび行動発達遅滞のリスクが高いことが示されました。さらに、これらのリスクは在胎週数の短縮に伴い増加する傾向が認められました。本研究により、双胎においても長期予後の観点から在胎期間の重要性が改めて示されました。

Tamai K, Matsumoto N, Takeuchi A, Nakamura M, Kageyama M, Yorifuji T.
Association between gestational age and child health and neurodevelopment in twins from a nationwide longitudinal survey in Japan.
Sci Rep. 2025 Nov 18;15(1):40608. doi: 10.1038/s41598-025-24186-2.

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2025/12/1

【論文出版】腎泌尿器科の森分貴俊先生らとの共著論文

腎泌尿器科の森分貴俊先生らとの共著論文が出版されました。

21世紀出生児縦断調査(2010年コホート)のデータを用いて、幼児期の日中おむつ使用と学童期前の夜尿症(おねしょ)との関連について検討した結果が掲載されました。約32,000名を対象とした研究で、2歳6か月時点で日中おむつを継続使用していた児は、おむつを卒業していた児と比較して、4歳6か月時点での夜尿症リスクが25%高いことが明らかになりました。この知見は、日中の排尿自立が夜間の排尿コントロール発達における重要なマイルストーンである可能性を示唆しています。

Moriwake T, Matsumoto N, Tominaga Y, Uraguchi K, Kobayashi T, Tsuboi I, Yoshinaga K, Yamanoi T, Kawada T, Sadahira T, Katayama S, Iwata T, Nishimura S, Bekku K, Edamura K, Takao S, Yorifuji T, Araki M.
Daytime Bladder Control Status in Toddlerhood Is Associated With Subsequent Bedwetting in Preschool Years: A Nationwide Cohort Study of Over 30 000 Japanese Children.
Int J Urol. 2025 Nov 17. doi: 10.1111/iju.70288. Online ahead of print.

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2025/11/17

【論文出版】「21世紀出生児縦断調査」の研究成果を総括したナラティブ・レビュー

厚生労働省の「21世紀出生児縦断調査(LSN21)」のデータを用い、これまで当教室グループが発表してきた59報の研究成果を総括したナラティブ・レビューが出版されました。
これまでの研究では、乳児期の栄養(母乳育児)、睡眠習慣、環境曝露(母親の喫煙や大気汚染など)、周産期要因(早産やSGA)といった早期生活環境が、その後の小児の肥満、アレルギー・呼吸器感染症、神経行動発達に長期的な影響を及ぼすことが示唆されています。

Matsumoto N, Matsuo R, Yamamura Y, Tsuge T, Kadowaki T, Uraguchi K, Tamai K, Nakamura K, Takeuchi A, Yorifuji T.
Early-Life Exposures and Child Health Outcomes: A Narrative Review of LSN21 Research in Japan.
Pediatr Int. 2025 Jan-Dec;67(1):e70258. doi: 10.1111/ped.70258.
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2025/11/17

【論文出版】耳鼻咽喉科の浦口先生らとの共著論文

耳鼻咽喉科の浦口先生らとの共著論文が出版されました。

Uraguchi K, Sugaya A, Suzuki E, Matsumoto N, Yanagi E, Takao S, Yorifuji T, Ando M.
Impact of smoking on age-related deterioration in hearing: A cohort study using health checkups.
Arch Gerontol Geriatr. 2025 Oct;137:105947. doi: 10.1016/j.archger.2025.105947. Epub 2025 Jul 7.

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2025/10/22

【論文出版】媒介分析に関する総説論文

媒介分析は、近年特に注目を集めている因果推論手法の一つです。

このたび、Current Epidemiology Reportsに、媒介分析に関する招待総説論文が出版されました。

Suzuki E, Shinozaki T, Yamamoto E.
Natural effects and separable effects: Insights into mediation analysis.
Curr Epidemiol Rep. 2025;12:20. (doi: 10.1007/s40471-025-00369-3)
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媒介分析の主な理論である自然効果(natural effects)と分離効果(separable effects)を比較しました。

因果ダイアグラムなどを用いて、両者の違いを視覚的に論じています。

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2025/9/26

【論文出版】救命救急科の本郷貴識先生らとの共著論文

救命救急科の本郷貴識先生らとの共著論文が出版されました。

Mid-term (30- to 90-day) neurological changes in out-of-hospital cardiac arrest survivors receiving extracorporeal cardiopulmonary resuscitation: a nationwide retrospective study (the JAAM-OHCA registry).
Hongo T, Yumoto T, Nojima T, Obara T, Ueda Y, Yorifuji T, Nakao A, Naito H.
Resusc Plus. 2025 Aug 11;25:101057. doi: 10.1016/j.resplu.2025.101057. eCollection 2025 Sep.

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2025/9/25

【論文出版】「疾患の進行(disease progression)」に関する因果推論

医学研究においては、「疾患の進行(disease progression)」の因果関係をどう考えるかが重要なポイントとなります。

このたび、この問題に関する理論論文がEpidemiologyの2025年11月号に出版されました。

Gonçalves BP, Suzuki E.
Causal approaches to disease progression analyses.
Epidemiology. 2025;36(6):732–740.
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この論文は、英国サリー大学の Dr. Bronner P. Gonçalves との共同研究です。

本研究が因果推論の理解をさらに深める一助となれば幸いです。

2025/9/3

【論文出版】NDBオープンデータを用いた鼻出血治療の疫学調査

岡山大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の牧原靖一郎先生と共同研究を行い、NDBオープンデータを用いて鼻出血治療の全国規模の疫学研究を行いました。鼻出血には季節性があり冬に多いと報告されていますが、全国規模の報告はありませんでした。本研究では鼻出血に対応する治療である「鼻出血止血法」および、より重症例に対して行われる手術術式である「鼻粘膜焼灼術」を鼻出血の代替アウトカムとして、全国の鼻出血治療の月別・都道府県別・性年齢別の調査を行いました。結果は既報と同じく冬季に多く、鼻粘膜焼灼術は緯度が高い地域に多い結果となりました。性年齢別では小児と高齢者に二峰性で多く、高齢者では男性に多い結果となりました。

Makihara S, Uraguchi K, Fujimoto S, et al. Nationwide descriptive epidemiological study of epistaxis treatment using the national database of Japan. Auris Nasus Larynx. Published online August 27, 2025. doi:10.1016/j.anl.2025.08.001
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2025/9/1

【論文出版】テニス選手の競技人生におけるソーシャル・キャピタルの影響

近年、ソーシャル・キャピタル(人とのつながりにより得られる社会関係資本)と健康に関する研究が注目を集めています。

このたび、テニス選手の競技人生におけるソーシャル・キャピタルに関する論文が、International Review for the Sociology of Sportの2025年8月号に出版されました。

Novak D, Oršolić M, Barbaros P, Suzuki E, Subramanian SV.
Family ties and social capital among Grand Slam tennis champions.
Int Rev Sociol Sport. 2025;60(5):900–920.
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本研究は、クロアチア・ザグレブ大学の研究者らとの共同研究です。

30名のテニス選手(うち10名はグランドスラム優勝経験者)に対して半構造化インタビューを実施しました。

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