2011/6/29

PCB、PCDF混入食用油摂取と死亡率の関係に関する論文掲載のお知らせ

1968年に発生したカネミ油症(PCBとPCDFによる汚染)に関し、高濃度曝露地域での死亡率とそうでない地域の死亡率を1968年~2002年の間比較した研究が出版されました。結果として、曝露直後に全死因死亡や糖尿病・心血管疾患・肺炎気管支炎・肺がんの死亡が曝露地域で増加していました。研究デザインにより薄まるためか(地域レベルでの比較の為)、曝露後10年以降に関しては、はっきりとした死亡率の増加は観察されませんでした。

Kashima S, Yorifuji T, Tsuda T.
Acute non-cancer mortality excess after polychlorinated biphenyls and
polychlorinated dibenzofurans mixed exposure from contaminated rice oil: Yusho
Science of the Total Environment, 2011; 409: 3288-3294

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