2025/9/3

【論文出版】NDBオープンデータを用いた鼻出血治療の疫学調査

岡山大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の牧原靖一郎先生と共同研究を行い、NDBオープンデータを用いて鼻出血治療の全国規模の疫学研究を行いました。鼻出血には季節性があり冬に多いと報告されていますが、全国規模の報告はありませんでした。本研究では鼻出血に対応する治療である「鼻出血止血法」および、より重症例に対して行われる手術術式である「鼻粘膜焼灼術」を鼻出血の代替アウトカムとして、全国の鼻出血治療の月別・都道府県別・性年齢別の調査を行いました。結果は既報と同じく冬季に多く、鼻粘膜焼灼術は緯度が高い地域に多い結果となりました。性年齢別では小児と高齢者に二峰性で多く、高齢者では男性に多い結果となりました。

Makihara S, Uraguchi K, Fujimoto S, et al. Nationwide descriptive epidemiological study of epistaxis treatment using the national database of Japan. Auris Nasus Larynx. Published online August 27, 2025. doi:10.1016/j.anl.2025.08.001
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