2022/10/3

【論文出版】COVID-19パンデミック中の呼吸器ウイルス感染症減少が小児喘息発症に与えた影響

COVID-19パンデミックの前後5年間の月別新規喘息診断症例数を,日本の多施設共同電子カルテデータベースを用いて分断時系列デザインで比較した研究報告が、JACI: in practiceに掲載されました。小児アトピー性皮膚炎と比較して、小児喘息の新規診断はパンデミック後に有意に減少していました。このトレンドは、呼吸器合胞体ウイルスやライノウイルスの流行状況と類似しています。本研究は、呼吸器ウイルス感染と小児喘息発症の関連を疫学的に示唆するものです。

Matsumoto N, Kadowaki T, Takanaga S, Ikeda M, Yorifuji T.
Impact of COVID-19 pandemic-associated reduction in respiratory viral infections on childhood asthma onset in Japan.
The Journal of Allergy and Clinical Immunology: In Practice (2022), doi: https://doi.org/10.1016/
j.jaip.2022.09.024.

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