2021/11/29

【論文出版】幼児期から思春期までの日本の子供達のBMIと身長の推移に関する原著論文

21世紀出生児縦断調査(2001年出生児)を活用した研究で、15歳時点の体格ごとに、1.5歳から15歳までの子供達のBMI-z値と身長の推移を、混合効果モデルを用いて描出しました。15歳時肥満群の子供達は、アディポジティーリバウンドが早く起こり、小児期を通してBMI z値が高く、思春期により傾斜が大きくなっていました。身長発育速度がピークとなる年齢(APHV)は、15歳時肥満/過体重群で、正常体重群よりも早くなり、低体重群で遅くなりました。こうした身長増加の軌跡の違いが、肥満/過体重群のBMI z値の思春期の増大に寄与した可能性があります。

Matsumoto N, Kubo T, Nakamura K, Mitsuhashi T, Takeuchi A, Tsukahara H, Yorifuji T. Trajectory of body mass index and height changes from childhood to adolescence: a nationwide birth cohort in Japan. Sci Rep. 2021 Nov 26;11(1):23004. doi: 10.1038/s41598-021-02464-z. PMID: 34837002.

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