2009/11/9

「臨床医のための疫学シリーズ」(第4回)掲載のお知らせ

日本救急医学会雑誌に、「臨床医のための疫学シリーズ:地域中核病院で行う臨床研究」と題して、全5回の連載を行っています。本シリーズは、地域中核病院の臨床医が中心となって臨床研究を行えることを目指し、特に疫学的視点から臨床研究のコア部分について紹介することを目的としています。第4回では、バイアスに関して、選択バイアス、情報バイアス、交絡バイアスの観点から解説を行うとともに、研究結果の解釈の仕方に関して紹介しています。最終回もご期待ください。

臨床医のための疫学シリーズ:地域中核病院で行う臨床研究 第4回
バイアスの考え方、結果の解釈の仕方(疫学各論3)
Clinical research based on community hospitals Lesson 4:
How to interpret bias and results of clinical research.
小松裕和、鈴木越治、土居弘幸.
日本救急医学会雑誌 2009; 20:794-800

本論文へのリンク

<Erratum>
798ページ左欄にて、以下の文に関して修正があります。
修正前:バイアスが生じる要素がある場合には,そのバイアスが「真の値」から「推定値」を「どの方向」に「どの程度」ずらすようなバイアスか,つまり過大評価(away the null:リスク比の場合は「1」に近づく)するバイアスか,過小評価(toward the null:リスク比の場合は「1」から遠ざかる)するバイアスかを2×2表を用いて検討をする。

修正後:バイアスが生じる要素がある場合には,そのバイアスが「真の値」から「推定値」を「どの方向」に「どの程度」ずらすようなバイアスか,つまり過大評価(away the null:リスク比の場合は「1」から遠ざかる)するバイアスか,過小評価(toward the null:リスク比の場合は「1」に近づく)するバイアスかを2×2表を用いて検討をする。

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