2009/10/3

大気汚染長期曝露の健康影響に関する論文掲載のお知らせ

高齢者において、交通由来大気汚染による長期曝露が心肺血管系疾患や肺がん死亡リスクにどのような影響を及ぼすかを検証した論文が、Occupational and Environmental MedicineにOnline Firstで掲載されました。本研究は、個人レベルの交通由来の大気汚染濃度を推定し、心肺血管系疾患や肺がん死亡との関連を検証しました。結果として、大気汚染が日本でも心肺血管系死亡(特に虚血性心疾患)を増加させていることを示しました。また、非喫煙者の方で、有意ではありませんが、若干肺がんのリスクが上昇していました。

Long-term exposure to traffic-related air pollution and mortality in Shizuoka, Japan.
Yorifuji T, Kashima S, Tsuda T, Takao S, Suzuki E, Doi H, Sugiyama M, Ishikawa-Takata K, Ohta T.
(Occup Environ Med. 2009:in press.)

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