2014/2/7

Moderately preterm(32~36週での出生)と子どもの健康及び発達に関する論文掲載のお知らせ

近年、早産で生まれてくる赤ちゃんが全世界的に増加しており、特にModeratelypretermと呼ばれる32~36週の満期に近い早産の割合が日本および諸外国で増えています。これまで満期に近い早産は、健康及び発達に大きな影響がないと考えられておりあまり研究されていませんでした。しかし、今回の日本の大規模な調査データを用いた我々の研究によると、32週未満で生まれた子どもよりも2歳半および5歳半時での健康及び発達へのリスクは低かったものの、満期で生まれた子どもよりはリスクが高くなっていました。人口寄与率で表される公衆衛生へのインパクトの大きさを考慮すると、Moderately pretermの増加には注意すべきであることが明らかになりました。

Kato T, Yorifuji T, Inoue S, Yamakawa M, Doi H, Kawachi I. Preterm Births and Child Health and Development: Japanese Population-based Study, Journal of Pediatrics. 2013; 163(6); 1578-1584.

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