2012/6/6

マダガスカルにおけるヘルスセンターまでの近接性と新生児・乳児死亡率に関する論文出版のお知らせ

マダガスカルにおけるヘルスセンターまでの近接性と新生児・乳児死亡率に関する論文がPLoS Oneに出版されました。本研究は、広島大学、マダガスカル政府、JICAマダガスカル、ハーバード大学のスタッフおよび研究者らとの共同研究です。

開発途上国において、ヘルスセンターへの近接性は乳児の健康と影響があると報告されていますが、データ整備の関係でまだその評価は多くの国で不足しています。本研究は、マダガスカル政府が整備したヘルスセンターの位置情報を利用し、新生児、乳児死亡とヘルスセンターまでの関係をGISを活用しマダガスカル国土全土で評価しました。結果、ヘルスセンターより遠方に居住する対象者ほど、新生児死亡のリスクの増加が示唆されました。

Kashima S, Suzuki E, Okayasu T, Jean Louis R, Eboshida A, Subramanian SV.
Association between proximity to a health center and early childhood mortality in Madagascar.
PLoS One. 2012;7(6):e38370. (doi:10.1371/journal.pone.0038370)
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