2023/11/29

【論文出版】整形外科雑誌に掲載されたSystematic Reviewsの疫学と記載の現状

2012年と2022年に整形外科雑誌に掲載されたSystematic Reviewsの疫学と記載について調査し、10年間における変化を評価しました。疫学としては10年間で大きな変化はなく、最も多かったのは介入についてのSystematic Reviewsで、USAやUKからの出版が多かったです。記載については、protocol registrationsなど一部やや改善した部分がありますが、2022年においても依然として不十分な記載が目立ちました。特にcertainty of the evidenceの評価は1割もされていませんでした。よって、今後は効果量の有意差の有無だけではなく、エビデンスの確からしさも評価することでmeta-analysisの結果を正しく評価する必要性があると考えます。

Yamamoto N, Taito S, Miura T, Ariie T, Tomita Y, Ogihara H, Shiratsuchi D, Yorifuji T, Tsujimoto Y. Epidemiology and Reporting Characteristics of Systematic Reviews in Orthopedic Journals: A Meta-Epidemiological Study. J Clin Med. 2023 Nov 10;12(22):7031.
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2023/11/20

【論文出版】乳児用新型コロナウイルスワクチンの副反応についての報告

2022年11月から2023年4月の間に岡山県でBNT162b2 mRNAコロナワクチンの初回接種を受けた6カ月から4歳児515例を対象に、ワクチン接種後の局所反応と全身症状の発生頻度を調査しました。37.5度以上の発熱を認めたのは全体の5.2%で、39°Cを超える発熱の報告はありませんでした。COVID-19感染歴と発熱リスクとの関連は認められませんでしたが、インフルエンザワクチン併用時は発熱リスクが高くなっていました。本研究はBNT162b2ワクチンの乳幼児に対する安全性プロファイルを調査した貴重な報告です。

Matsumoto N, Shimizu J, Yokoyama Y, Tsukahara H, Yorifuji T.
Adverse reactions in young children receiving the coronavirus disease 2019 vaccine. Pediatr Int. 2023 Jan-Dec;65(1):e15696.

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2023/11/13

【論文出版】COVID-19パンデミックと18か月児における言語発達の関連について:日本における6年間の反復横断研究

岡山市保健所の1歳6か月児健診のデータを用いて、COVID-19パンデミックと1歳6か月児の言語発達の関連について検討しました。パンデミック前と比較して、パンデミック中は、言語発達にフォローアップを要するリスクの上昇を認めました。また、意味のある単語が3つ以上言えないリスクについても上昇を認めました。また、昼間の養育先(家庭保育もしくは保育園)及び家族数(3人以下もしくは4人以上)でサブグループ解析を行った結果、家庭保育及び家族数3人以下のグループで、リスクがより高い傾向がみられました。

Matsuo R, Matsumoto N, Mitsuhashi T, Yorifuji T.
COVID-19 pandemic and language development in children at 18 months: a repeated cross-sectional study over a 6-year period in Japan
Archives of Disease in Childhood. 2023 Nov 2: archdischild-2023-325926.
doi: 10.1136/archdischild-2023-325926. Online ahead of print.

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【論文出版】オミクロン株に対するオリジナルワクチン追加接種の効果

岡山市のサーベイランスデータを用い、オミクロン株が蔓延した時期の新型コロナウイルスのオリジナルワクチンの効果を検証しました。ワクチン接種を受けていない人と比較した、新型コロナウイルス感染症の増悪に対する初回接種の接種の有効性は55.5%(95%信頼区間[CI]:32.6-71.7)であったのに対し、3回目、4回目の追加接種後の有効性はより高くなっていました。 (3回目 76.9%; 95% CI: 66.7-84.0、4回目 75.7%; 95% CI: 58.8-85.7)。重症化予防効果は3回目の接種後5か月以上持続していました。

Matsumoto N, Mitsuhashi T, Matsuo R, Kadowaki T, Takao S, Yorifuji T.
Effectiveness of the Original COVID-19 Vaccine against COVID-19 Exacerbations during the Omicron Wave: A Population-based Study in Okayama, Japan.
JMA J. 2023 Oct 16;6(4):463-469. doi: 10.31662/jmaj.2023-0019. Epub 2023 Sep 27.

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【論文出版】在胎不当過小児(SGA児)の乳児期入院リスク

21世紀出生児縦断調査(2010年出生児)のデータを活用し、在胎不当過小児(SGA児)の乳幼児期の入院リスクを検討した論文が出版されました。SGA児は乳幼児期に下気道感染症で入院するリスクが高く、このリスクの増加は早産児のみではなく正期産児でも認めました。
 
Asami Ohyama, Naomi Matsumoto, Kei Tamai, Yosuke Washio, Junko Yoshimoto, Takashi Yorifuji, Hirokazu Tsukahara.
A nationwide birth cohort in Japan showed increased risk of early childhood hospitalisation in infants born small for gestational age
Acta Paediatr. 2023 Nov 8. doi: 10.1111/apa.17032. Epub ahead of print.
 

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2023/11/11

【学内向け:医学部2年生対象】MRI海外説明会日程

毎年実施しています、MRIによる来年度の海外(ハーバード大学公衆衛生大学院)
での受け入れ概要についての説明会を以下の通り実施します。

2023年12月25日 月曜日 17時30分~
〔予備日:予備日の設定はありませんので、参加できない場合は収録動画を案内します〕
開催場所:基礎研究棟7階 衛生学セミナー室
 *帰省等で参加困難な場合には、Zoom等による対応も検討します。

希望する学生さんは、以下のフォームより、申込をしてください。

申込フォーム

お待ちしています。

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2023/11/9

鈴木研究准教授が「日本医師会医学研究奨励賞」を受賞しました

鈴木研究准教授が、医学上将来性に富む研究を行っているものとして、2023年度「日本医師会医学研究奨励賞」を受賞しました。

研究課題名は「因果関係に迫る疫学理論の構築とデータ分析」です。

これまでご指導、ご支援いただきました皆様に深く感謝いたします。

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2023/11/8

【論文出版】アートプロジェクトへの参加とソーシャル・キャピタルについて

国内最大のアートプロジェクトである瀬戸内国際芸術祭への参加とソーシャル・キャピタルについて、傾向スコアマッチングを用いた条件付き順序ロジスティック回帰分析の結果、SCの認知的側面を高めると同時に構造的側面も構築することが示唆された論文が掲載されました。

Miyaji C, Takao S, Habu H, Matsumoto N, Aoo K, Nishita Y, Tsuri M, Yorifuji T.
Does Participation in the Setouchi Triennale Foster Social Capital? : A Cross-Sectional Study
Acta Med. Okayama. 2023 Oct. 77(5), 443-449; doi:10.18926/AMO/65966

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【論文出版】芸術祭への参加と健康の関連

香川県直島町の町民を対象に瀬戸内国際芸術祭への参加と主観的健康、精神的健康の関連について検討しました。本研究により瀬戸内国際芸術祭への参加が、より高い主観的健康、そしてより低い心理的苦痛と関連していることが分かりました。

Habu H, Takao S, Miyaji C, Matsumoto N, Aoo K, Nishita Y, Tsuri M, Yorifuji T.
Participation in the Setouchi Triennale and the Health of Residents in Naoshima: A Cross-Sectional Study.
Acta Med Okayama. 2023 Oct;77(5):491-497. doi: 10.18926/AMO/65971.

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【論文出版】日本における保育とこどもの発達について

「21世紀新生児縦断調査」のコホートを用いて、3歳未満の子どもの保育施設利用が子どもの発達に及ぼす影響を検討しました。本研究により、2歳半、5歳半の行動指標では、2語文の構成と感情表現で、保育施設群の方が母親群より優れていましたが、8歳の行動指標では、遊びの順番を待てない、嘘をつくなどの項目で両群に差がみられませんでした。
結果として、保育施設利用と母親による保育において、児の発育発達に大きな差がみられないことが分かりました。

Murata A, Matsumoto N, Miyaji C, Takao S, Yorifuji T.
Childcare and Child Development in Japan.
Acta Med Okayama. 2023 Oct;77(5):479-490. doi: 10.18926/AMO/65970.

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