2010/4/6

疫学・衛生学教室/環境学研究科環境疫学教室 合同講義のお知らせ

疫学・衛生学教室/環境学研究科環境疫学教室 合同講義
担当:環境学研究科・津田敏秀
tsudatos@md.okayama-u.ac.jp

環境保健政策学・災害疫学

金曜日17時30分~

基礎棟3階、環境学研究科分室(地図は文末:内線はまだない)

洪水、地震、台風(ハリケーン・サイクロン)、火山の噴火、飢饉と飢餓、内戦、災害は突然襲ってきて、多くの健康被害を生じさせます。また、従来の居住地域を追われた多くの避難民を生じさせます。避難所には感染症も生じます。

この時、臨床医なら早速診療所を開設して不眠不休で診療に当たるのですが、疫学者や公衆衛生従事者は被害の規模を確認するためにそもそも何人ぐらいが住む地域なのかの情報を集めます。被害者の質と量と位置を把握します。これらは援助の計画立案に大きく影響します。限られた資源をどのように振り分けるのかを真剣に迅速に決めていかなければなりません。

人類は多くの災害を経験してきました。しかし、その災害をどのように把握しマネージメントするかの知的蓄積は第2次世界大戦後の混乱が収まった1960年代から始まりました。それらの歴史を振り返り、疫学者、公衆衛生従事者として、災害時にどのような知識や技術を提供できるのかをテキストを読みながらゼミ形式で議論してゆきます。参加者の中には、海外援助経験のある人、阪神淡路大震災の経験者、疫学者、国立感染症研究所フィールド疫学メンバー、保健所職員など、多彩なメンバーが意見や経験を述べ合います。大災害の情報が入ったときには、ケース・スタディーの議論に入ることもあります。

災害疫学は、食中毒事件や感染症の時に、調査をしながら迅速に対策を立案していく疫学分野であるアウトブレイク疫学の中でも究極のアウトブレイク疫学とも言えます。テキストに使うField Epidemiologyは、アウトブレイク疫学のテキストでもあります。皆さんのご参加をお待ちしております。

テキストは以下の通りです。
Field Epidemiology, 3rd edition, Oxford University Press

http://www.unit-gp.jp/eisei/wp/?cat=28

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0195313801/



ジョンズ・ホプキンス大学が赤十字社・赤新月社と協同で開発したテキスト
Public Health Guide for Emergencies 2nd edition
(無料でネット上に公開されている)

第6章 Chapter 6: Epidemiology and Surveillance
PDFファイル [Chapter_6_Epidemiology_and_Surveillance.pdf
]

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